仕入先様との商談を行ったところ、深刻な問題が発生しました。
それは、商品の価格改定に関する案内です。
中でも特に影響が大きいのは、海苔、昆布、ひじきなどの海産物です。
ガソリン代の高騰で、船を使った漁を行う生産者だから高くなるのか、、、。
そうではなくて「素材が手に入らなくなりました」との悲しいお知らせをいただきます。
獲れないんだそうです、海から海藻がなくなってしまったとのこと。

どういうことか調べてみますと、温暖化に端を発しているとのこと。
海水温の上昇が海洋生態系に及ぼす影響は深刻で、気象庁によると、2024年11月末時点で日本近海の平均海面水温は平年(1991~2020年平均)を1.46度上回り、1908年の統計開始以来で最大の上昇を記録しました (※出典元:朝日新聞)
たとえば、福島県沖の観測データから1970年~2023年の50年間で海水温が2.09℃上昇し、寒冷域を好む魚種の漁場が消失しつつあることが明らかになっています(※出典元:朝日新聞) 。これによりトラフグやタチウオといった暖水域の魚種が漁獲されるなど、漁獲構造も変化しているそうです。素人の私はとらふぐは山口県下関が有名なイメージ程度の知識ですが。おおよそ福島沖の海水温が九州の海水温程度に上がってきていて、北に北に生息地を移動した魚が海産物を食べてしまうという現象が起きているのだとか。
また、日本経済新聞は、近年頻発する「海洋熱波」と呼ばれる極端な高水温現象がサンマやサケの不漁を深刻化させると指摘しています。海水温の上昇は台風や豪雨のリスク増大にもつながり、海洋環境全体への影響も無視できません(※出典元:日本経済新聞)
海藻類はミネラル豊富で、などをわたしの子どもも保育園で教わってきては、「今日のご飯には緑の栄養が入ってるね!」(※緑の栄養とはビタミン・ミネラルのことで体の調子を整える栄養と教えていただいている様です)と教えてくれますが。おにぎりひとつ作るのにも大変な世の中になってしまったと感じています。
結論はないのですが、最近感じているコトです。
※画像はイメージです。